「レントゲンを撮れば痛みの原因がわかる」
本当にそうでしょうか?
~レントゲンは地図~
レントゲンやMRIを”地図”とすると痛みの原因は”渋滞”のようなものです。
地図を見るとどこで渋滞しそうかは分かりますが、実際どこで渋滞しているかは分かりません。
このように痛みの原因も同じで、画像だけでは判断できません。
~画像は目安~
診断には、問診・症状・徒手検査など総合的な判断が必要です
~よくある勘違い~
「腰が痛くて病院に行ったらヘルニアと診断されました。」
実は!
ヘルニアがあっても痛くない人もいます。
逆に!
ヘルニアがなくても腰痛が出る人がいます。
つまり!
ヘルニアがあっても必ず痛みの原因になっているかは分かりません。
実は、ヘルニアはレントゲンには映りません。
レントゲンで分かるものは、骨折や骨の変形など骨によるものです。
正確に診るにはMRIやCTなど別の画像検査が必要になります。
画像にヘルニアが出たからといって必ずしも痛いわけではありません。
~レントゲンでは分からないこと~
筋肉のこわばり・炎症
神経の圧迫・血流の問題
実際に痛みを引き起こしている部位
故に、レントゲンは目安であって原因を判断するためのものではないということです。
~まとめ~
レントゲンは本来、問診や徒手検査など全てが終わってから
お医者さんが確信を得るための最後の確認のために撮るべきものです。
「レントゲンは筋肉や血流の問題は考慮されていない」
ということを覚えておいてください!
画像診断されても一度立ち止まって、
本当にそうなのかな?と考えてみることも大切です。